Case study

成果実績

創業時に描いていた広い世界観に立ち返ることができました ー 株式会社ネイン

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株式会社ネイン
本 社 東京都渋谷区渋谷2丁目6−14 渋谷今井ビル 5F
業 種 ヒアラブルデバイスサービス

Person

株式会社ネイン 代表取締役兼CEO 山本 健太郎様

Person

株式会社ネイン 代表取締役兼CEO 山本 健太郎様

テレワークが広まり音楽を聴くだけではなく仕事などさまざまな場面で活躍するようになったヒアラブルデバイス。株式会社ネインはヒアラブルデバイスのハードウェア開発だけではなく、自分が好きな声で情報をお知らせしてくれるバーチャルパーソナルアシスタントアプリ「Zeeny™」や、設備メンテナンスのフィールドワークや介護現場などで使用できる音声オペレーションサービス「Zeeny Pro Service」など、ハードとソフト両面から音声商品開発をしています。そんな株式会社ネインの山本 健太郎代表取締役兼CEOにお話をお伺いしました。

 

どんな事業をしていますか?

ヒアラブルサービスの提供です。ヒアラブルとはスマートなイヤホン、アプリと連携するイヤホンのことです。事業は3つ、1つはアプリと連携するイヤホンの販売、2つめはイヤホンを通じての音声サービスの提供、業務用のサービスです。3つめはオーディオブランド向けヒアラブルソフトウェアの提供です。

 

ハードウェアとソフトウェアとの両輪でやっている理由、強みはなんでしょうか?

基本的には音声サービスを提供が目的ですが、既存のハードウェアに制約があるとあまりいいユーザー体験を提供できないので、実際にユーザーとの接点となるハードウェアとアプリなどのソフトウェア両方を自社で作っています。起業当初1年くらいはソフトウェアだけだったのですが、当時のメンバー2人がハードウェアのノウハウを持っていたので、彼らの得意分野も活かして事業を展開しようとハードウェア開発にも乗り出しました。

 
現状はハードウェア事業の方が大きく、業務用の(ソフトウェア)サービスは粛々とやっている感じです。イヤホン用のソフトウェアを作る会社はあまり多くはないのでオーディオブランド向けサービスのお問い合わせはいただくことが多く、いろんなオーディオブランド関連のサービス開発をお手伝いさせていただいています。

 

PPBとお仕事をするようになったきっかけは?

投資家向けのピッチ資料を作ろうとしていて、メンバーと話をしていたんですが、同じメンバーと話をしていると行き詰まり感がありました。そこで第三者の外部の方に力を借りてブラッシュアップしようかと。PPBのデービットさんは韓国出身ということで、日本人の拘り、思考、固定概念ではない意見をいただけるのではないかと思い依頼しようと思いました。

 

PPBに発注してよかったことはありますか?

視野が広くなりました。現状は足元の事業があって、それをどうするかというところにピッチ資料とかは収束しがちです。しかし、相談したことで創業時に描いていた広い世界、原点に返って、今現状からどういった広い世界を狙えるか、という視野が必要だということを認識することができました。

 
デービットさんの意見は海外独特の欲がある、貪欲というか。日本の人はこれをやらなきゃいけない、絞らなきゃいけないとか、ルールを決めなきゃいけないというふうに行きがちですが、原点回帰するとビジネスってどう儲けるかという話ですよね。海外のスタイルのほうが貪欲なのでそういった視点のフィードバックは重要だなと思います。実際、相談に乗っていただいていい方向には向かっています。ピッチ資料に沿った形で現状を見直してみたり、次のステップに進む方法を模索しています。単純に投資家に見せるというだけではなく、事業を見直す上でも有意義な資料になっています。

 

今後の事業展開について教えてください

今はハードウェアが軸になっていますが、今後は音声サービス、バーチャルアシスタントのサービスをもっと展開してきたいと思っています。

 
音声の解析にも力を入れていきたいです。AI技術を活用して、人の音声データを意味のあるデータと組み合わせる。データが多くなるとそこにある種ヒトのコピーみたいなものができる。そうすると、ロボットや音声アシスタントが人間の代わりに仕事をしてくれるようになる。そういった解析をするためにはデータをたくさん取らなければいけないのですが、データを取るためには人の役に立つ必要があります。そのためにもバーチャルアシスタントサービスに力を入れていきたいと考えています。そのインターフェースとしてハードウェアも提供し、ユーザーに利便性を感じてもらえればデータもどんどん溜まる、といった好循環を生み出したいと考えています。

 
また、現場のコミュニケーション、人と人との関係を円滑にするためのサービスや価値も高めていきたいと思っています。今、介護現場などは人手不足なので人に辞めてもらいたくないのですが、では、どうやったら人が辞めずに快適に働くことができる職場を作ることができるのでしょうか。業務用バーチャルアシスタントは、たとえば、音声チャットができたりトランシーバーのような機能もあるのですが、アシスタントがあることによって業務効率が上がるだけではなくミスを抑えることにも繋がります。人は頑張って仕事をやっていてもどうしても忘れてしまったりミスをしてしまうことがありますから、そこをバーチャルアシスタントにサポートしてもらう。そうするとミスが減り、ミスを抑えることができれば怒られなくてすむ、怒る人がいないと職場の雰囲気がハッピーになる。そのように快適に働ける職場、働きやすい職場がどんどん増えていけばいいなと思っています。

 
 
 
バーチャルアシスタントが常に隣に居てお仕事をサポートしてくれるなんて近未来的な世界観ですね。
山本社長、お話ありがとうございました。

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